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個人事業主の場合は損益(費用・収益)のみの単式簿記でも税申告はできますが、複式簿記をお勧めします。 単式簿記では間違いがあっても見つけにくいですし、複式簿記記帳だと青色申告控除額の面でも有利です。 さて前年度末の貸借対照表がある人は、それを期首に振替えればいいだけですが、開業した人や前年まで単式簿記だった人は開始仕訳〜期首貸借対照表を作成しなければなりません。 ○期首の財産を洗い出す。 期首〜1月1日時点の「事業用」の資産と負債を書き出してみましょう。 例:現金30,000円 A銀行普通預金1,500,000円 B銀行普通預金200,000 売掛金150,000 パソコン150,000 買掛金100,000 借入金1,000,000 があった場合 貸借対照表は下記のようになります。 --------------資産の部-------------- --------------負債・資本の部-------------- 現金 30,000 買掛金 100,000 普通預金(A銀行 1,500,000 長期借入金 1,000,000 普通預金(B銀行) 200,000 売掛金 150,000 機械装置車両 150,000 元入金 930,000 -------------------------------------------------------------------------------------------------- 計 2,030,000 2,030,000 ここまでの解説ですが、現金は事業用のもの(財布は別にしておいた方が良いですよ)、預金は、ほとんどの場合家計用と一緒になっていると思いますので、少しでも事業用に使用している口座があればその1/1残高。 売掛金は販売したけれど代金が未収のもの 機械装置車両のパソコンの1/1時点の価値(あとで説明) 買掛金は仕入したけれど、まだ代金未払のもの 長期借入金は1年以上かけて支払う借入金 元入金?と思うかもしれませんが、これは単に資産総額−負債総額です。 ですから、資産総額2,030,000−負債総額1,100,000=元入金930,000となります。 ○減価償却資産の見積 上記の例でいうとパソコンがそれにあたります。 前年に税申告している場合は簡単で、前年の期末未償却残高を転記します。 この場合、一括3年償却資産(3年の均等償却)で処理していた場合は、貸借対照表の科目も 「一括償却資産」を使うとよいでしょう。 前年実績がない場合は、筆者の場合でしたら購入した日からの減価償却計算をして前年末未償却残高を求めます。 例:2006.1.1に250,000で購入 パソコンの耐用年数は4年 償却方法は定額法 償却率0.250 法定残存率10% 償却基礎額225,000=取得価格250,000−(取得価格250,000×法定残存率10%) 平年の償却費56,250=償却基礎額225,000×償却率0.250 2006末の残存価格193,750=250,000-56,250 ★2007.4.1以後取得の場合は税法が変わっています。 違う考え方としては、事業主(家計)から事業用に買い取ったという考え方もあります。 「1年前に250,000で買ったから、だいたい150,000くらいかな」
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